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年収偏差値とは|定義・計算方法と偏差値 60/70/80 の年収目安【令和7年データ】

公開日 2026.05.24 更新日 2026.05.24 監修|DataLabo 編集部 データソース|厚労省 令和7年 賃金構造基本統計調査

年収偏差値とは、ある人の年収が日本の給与所得者全体の中でどの位置にあるかを偏差値(平均 50、標準偏差 10)で表した指標です。偏差値 50 が平均、60 は上位約 15.87%、70 は上位約 2.28%、80 は上位約 0.13% に相当します。

図 1|偏差値ごとの上位 % と分布上の位置
NORMAL DISTRIBUTION / 偏差値 30〜80 の正規分布マッピング
正規分布のベルカーブ。偏差値 50 が中央(平均)、60 は上位 15.87%、70 は上位 2.28%、80 は上位 0.13%。 30 下位 2.28% 40 下位 15.87% 50 中位(平均) 60 上位 15.87% 70 上位 2.28% 80 上位 0.13% 平均年収 ≒ 偏差値 50 人数 ↑ → 年収
偏差値 60 を超える人は 約 6 人に 1 人、偏差値 70 は 約 44 人に 1 人、偏差値 80 は 約 769 人に 1 人。所得は分布の右側に裾を持つため、実際の上位 0.13% は年収 1,500 万円超の領域に位置する。
SOURCE:正規分布の累積分布関数(標準)/ 上位% は標準正規分布表より算出
CONTENTS / 目次
  1. 偏差値ごとの上位 % と希少性
  2. 年収 × 偏差値 早見表(男 / 女 / 男女計)
  3. 年収偏差値の計算方法
  4. 年収偏差値を決める 6 属性
  5. 年収偏差値を見る際の 3 つの注意点
  6. 平均値版 ・ 中央値版 ・ 刈込版 の違い
  7. 無料で年収偏差値を計算できる 7 つのツール
  8. よくある質問(12 問)
  9. データソース / 編集部

偏差値ごとの上位 % と希少性

偏差値は所得分布を正規分布と仮定して算出されます。偏差値ごとの「上位 %」と「何人に 1 人」の目安は、統計学的に固定値として計算できます。

偏差値 上位 % 100人中 全国(5,836万人中) 何人に 1 人 位置づけの目安
30下位 2.28%98位5,703万位約 44 人に 1 人かなり低め
40下位 15.87%84位4,910万位約 6 人に 1 人平均より低め
50中位(平均)50位2,918万位平均的
55上位 30.85%31位1,801万位約 3 人に 1 人平均より少し上
60上位 15.87%16位926万位約 6 人に 1 人やや高所得層
65上位 6.68%7位390万位約 15 人に 1 人高所得層
70上位 2.28%2位133万位約 44 人に 1 人かなり上位
75上位 0.62%1位36万位約 161 人に 1 人富裕層水準
80上位 0.13%1位約8万位約 769 人に 1 人超高所得層

正規分布近似の限界:実際の年収分布は対数正規+パレート裾型(右側に長い裾)です。上記の正規分布近似による偏差値は、上位層では現実より低めに出る傾向があり、たとえば現実の「上位 0.13%」は年収 1,500 万円超の領域です。あくまで標準的な「偏差値の物差し」として解釈してください。

全国順位について:全国順位は雇用者 5,836 万人(総務省「労働力調査」2025 年平均)をベースとした概算です。この 5,836 万人にはパートタイム・アルバイト(短時間労働者)や役員も含まれます。一方、偏差値の算出基準である賃金構造基本統計調査の「一般労働者」はフルタイム勤務者のみ・役員除外のため、実質的な母集団は約 3,500〜4,000 万人です(差分の約 1,800 万人は主にパートタイムと役員)。したがって全国順位は参考値であり、一般労働者に限れば順位は約 6 割に縮小します。なお自営業者の年収データも含まれていません。「上位 %」と「100 人中」は母集団の規模に依存しないため正確です。

年収 × 偏差値 早見表(男 / 女 / 男女計)

令和7年 賃金構造基本統計調査の一般労働者の月額所定内給与(性別ごと)から、賞与込み年収を性別別 M2A 換算係数(男 ×15.42 / 女 ×14.55 / 男女計 ×15.16)で算出し、CV=0.37 の正規分布近似で偏差値別の年収目安を求めました。

表 1|偏差値別 年収目安(令和7年 賃金構造基本統計調査・一般労働者・万円)
偏差値 上位 % 男女計 男性のみ 女性のみ 100人中 全国(5,836万人中)
30下位 2.28%13415010898位5,703万位
40下位 15.87%32536326284位4,910万位
50中位51657641650位2,918万位
55上位 30.85%61268249331位1,801万位
60上位 15.87%70778957016位926万位
65上位 6.68%8038956477位390万位
70上位 2.28%8981,0027242位133万位
75上位 0.62%9941,1088011位36万位
80上位 0.13%1,0901,2158781位約8万位

男女計(一般労働者ミックス)基準では、偏差値 50 ≒ 年収 516 万円偏差値 60 ≒ 707 万円偏差値 70 ≒ 898 万円です。男女間で同じ偏差値 60 でも、男性基準では 789 万円、女性基準では 570 万円と、約 220 万円の差が出ます。これは、令和7年 賃金構造基本統計調査における男女間賃金格差(男性=100 に対し 女性 76.6)が反映されたものです。

図 2|偏差値別 年収目安(男性 / 女性 / 男女計)
SALARY BY DEVIATION SCORE / 令和7年 賃金構造基本統計調査・一般労働者
男性 女性 男女計
偏差値
50
男性
576 万
女性
416 万
男女計
516 万
偏差値
60
男性
789 万
女性
570 万
男女計
707 万
偏差値
70
男性
1,002 万
女性
724 万
男女計
898 万
偏差値
80
男性
1,215 万
女性
878 万
男女計
1,090 万
偏差値 60 を超える年収は、男性基準 789 万円に対し女性基準は 570 万円同じ偏差値でも男女で約 220 万円の差が生じる。これは令和7年 賃金構造基本統計調査の男女間賃金格差 76.6(男性=100)の反映。
SOURCE:厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」(2026 年 3 月 24 日公表)・一般労働者 / M2A 換算係数 男 ×15.42 / 女 ×14.55 / 男女計 ×15.16

射程の注意:本表は「一般労働者」(フルタイム正社員+有期雇用フルタイム)の混合基準です。短時間労働者・自営業者・経営者報酬・無職世帯を含まない統計のため、日本全体の所得分布(国税庁「民間給与実態統計調査」ベース)よりやや高めに出ます。「正社員のみ」「短時間労働者を含む全雇用者」などの基準別表示は、各偏差値ツール内で切替可能です。

年収から偏差値を逆引きする表

「自分の年収だと偏差値はいくつ?」という疑問に直接答える逆引き表です。令和7年 賃金構造基本統計調査の一般労働者(男女計)を母集団とし、平均年収 516 万円・変動係数 CV=0.37 の正規分布近似で算出しています。

表 2|年収から偏差値を逆引き(令和7年 賃金構造基本統計調査・一般労働者・男女計)
年収(万円) 偏差値 上位 % 100人中 全国(5,836万人中) 集団内での位置づけ
30038.7下位 87.1%87位5,083万位平均を大きく下回る
40043.9下位 72.8%73位4,250万位平均よりやや低い
50049.2上位 53.3%53位3,113万位ほぼ平均(偏差値50≒516万円)
51650.0中位50位2,918万位平均値(一般労働者・男女計)
60054.4上位 33.0%33位1,926万位上位3割、平均より一段上
70059.6上位 16.8%17位979万位上位2割弱、偏差値60に迫る
80064.9上位 6.9%7位400万位上位1割未満(約14人に1人)
1,00075.4上位 0.56%1位33万位約179人に1人の高収入層
1,20085.8上位 0.02%1位約1万位約5,900人に1人のトップ層

上表は男女計の値です。男性のみで比較すると平均が 576 万円に上がるため同じ年収でも偏差値が低く出ます(例:年収 1,000 万円 → 男性基準では偏差値 69.9)。女性のみで比較すると平均が 416 万円のため偏差値が高く出ます。性別・年齢・学歴など 6 属性を加味した精密診断は年収偏差値チェッカーで無料で実行できます。

年代別の年収偏差値(同年代内での位置)

同じ年収でも年代が違えば偏差値は大きく変わります。以下は各年代の平均年収(男女計・一般労働者)を偏差値 50 として、年収 600 万円が同年代内でどの位置になるかを示した表です。

表 3|年代別 年収偏差値(年収 600 万円の場合・令和7年・一般労働者・男女計)
年代 同年代の平均年収(=偏差値50) 同年代人口 同年代での偏差値 同年代での上位 % 同年代で100人中 同年代中の順位
20代(20〜29歳)401万980万人63.5上位 8.9%9位87万位
30代(30〜39歳)489万1,225万人56.1上位 26.9%27位330万位
40代(40〜49歳)552万1,400万人52.4上位 40.7%41位570万位
50代(50〜59歳)579万1,380万人51.0上位 46.2%46位637万位
60代(60〜69歳)457万700万人58.5上位 19.9%20位139万位

同じ年収 600 万円でも、20 代なら偏差値 63.5(100 人中 9 位)、50 代なら偏差値 51.0(100 人中 46 位)と、12 ポイント以上の差が生じます。年代ごとに平均年収が異なるため、若い世代ほど同じ年収で高い偏差値が出ます。

表 4|年代別 × 年収別 偏差値早見表(令和7年・一般労働者・男女計)
年代 年収400万 年収500万 年収600万 年収700万 年収800万 年収1,000万
20代(20〜29歳)50.0
50位
56.7
25位
63.5
9位
70.2
2位
76.9
1位
90.4
1位
30代(30〜39歳)45.1
69位
50.6
48位
56.1
27位
61.7
12位
67.2
4位
78.3
1位
40代(40〜49歳)42.6
77位
47.5
60位
52.4
41位
57.3
23位
62.1
11位
71.9
1位
50代(50〜59歳)41.6
80位
46.3
64位
51.0
46位
55.6
29位
60.3
15位
69.6
2位
60代(60〜69歳)46.6
63位
52.5
40位
58.5
20位
64.4
8位
70.3
2位
82.1
1位

20 代で年収 400 万円あれば偏差値 50(平均)ですが、50 代で同じ 400 万円は偏差値 41.6(100 人中 80 位)になります。逆に 50 代で年収 800 万円でも偏差値 60.3 ですが、20 代で年収 800 万円なら偏差値 76.9 と超高水準です。自分の年代での正確な診断は年収偏差値チェッカーで無料で実行できます。

年収偏差値の計算方法

偏差値の計算式は学校のテストと同じです。所得分布を正規分布と仮定し、平均 50・標準偏差 10 に正規化します。

// 年収偏差値の計算式(標準)
偏差値 = 50 + (自分の年収平均年収) / 標準偏差 × 10

// 当サイトのパラメータ(令和7年 賃金構造基本統計調査)
平均年収 = 月額所定内給与 × M2A 換算係数
    男女計 = 340.6 千円 × 15.16 = 5,164 千円(約 516 万円)
    男性のみ = 373.4 千円 × 15.42 = 5,758 千円(約 576 万円)
    女性のみ = 285.9 千円 × 14.55 = 4,160 千円(約 416 万円)

標準偏差 = 平均年収 × CV(変動係数) = 平均年収 × 0.37

M2A(月額→年収)換算係数の根拠

M2A 換算係数は「月額所定内給与 × 12 + 年間賞与」÷ 月額所定内給与 × 12 で算出します。賃金構造基本統計調査では、年間賞与額が性別ごとに公表されているため、男女別に異なる係数が得られます。

区分 月額所定内給与 年間賞与 年収換算 M2A 係数
男性373.4 千円1,277.6 千円5,758.4 千円15.42
女性285.9 千円727.8 千円4,158.6 千円14.55
男女計340.6 千円1,074.5 千円5,161.7 千円15.16

当サイトの診断ツールでは M2A=14.5(賞与 2.5 ヶ月想定)を使用しています。本ページの解説表(表 1〜4)は令和7年の実績値 M2A=15.16 から算出した参考値です。年間賞与額は景気や企業業績で毎年変動するため、ツール側は年度に振り回されない安定値(14.5)を採用しています。ツールの結果と本ページの表で最大約 22 万円(偏差値約 1 ポイント)の差が生じますが、これは換算係数の違いによるものです。

CV(変動係数)の根拠

CV(変動係数)= 標準偏差 ÷ 平均 で、賃金分布の広がりを示します。賃金構造基本統計調査の階級別データから算出すると、一般労働者全体で CV ≒ 0.37。これは「平均年収の ±37% 以内に約 68% の人が収まる」という意味です。たとえば男女計 516 万円基準では、年収 325 万〜707 万の範囲に約 68% が分布します。

年収偏差値を決める 6 属性

同じ年収 600 万円でも、性別・年齢・学歴・企業規模・業種・都道府県の組合せによって偏差値は 10 ポイント以上振れます。これは、全国平均と「同属性平均」が大きく異なるためです。

影響度 属性 振れ幅 変えやすさ
★★★★★性別女 285.9 ⇔ 男 373.4 千円(1.31 倍差)変えられない
★★★★★年齢20-24 歳 ⇔ 50-54 歳(約 1.7 倍差)時間で変わる
★★★★学歴中卒 0.844 ⇔ 大学院卒 1.519(1.80 倍差)変えにくい
★★★★企業規模10-99 人 0.85 ⇔ 1,000 人以上 1.20(1.41 倍差)転職で変えられる
★★★業種宿泊・飲食 0.72 ⇔ 金融・保険 1.35(1.88 倍差)転職で変えられる
★★★都道府県沖縄 0.785 ⇔ 東京 1.228(1.56 倍差)転居で変えられる
// 振れ幅倍率の計算式(最大カテゴリ ÷ 最小カテゴリ)
① 性別 = 373.4 ÷ 285.9 = 1.306 ≒ 1.31 倍  // 月額所定内給与(千円)/ 厚労省 公表値「男女間賃金格差 76.6」と同源
② 年齢 = 50-54 歳平均月額 ÷ 20-24 歳平均月額 ≒ 1.70 // 賃構調 R7 第2表
③ 学歴 = 1.519 ÷ 0.844 = 1.80 // 大学院卒係数 ÷ 中卒係数
④ 企業規模 = 1.20 ÷ 0.85 = 1.41 // 1,000 人以上係数 ÷ 10-99 人係数
⑤ 業種 = 1.35 ÷ 0.72 = 1.88 // 金融・保険係数 ÷ 宿泊・飲食係数
⑥ 都道府県 = 1.228 ÷ 0.785 = 1.56 // 東京係数 ÷ 沖縄係数
補足:性別行の「1.31 倍差」は、厚労省が公表する 男女間賃金格差指数「76.6」(女÷男×100)と同じ数値の逆方向表現です(76.6 → 100 ÷ 76.6 ≒ 1.306)。他の 5 属性と単位を揃えるため当ページでは倍率表記に統一しています。
図 3|年収偏差値を決める 6 属性の影響度
ATTRIBUTE IMPACT RANKING / 振れ幅倍率(最小カテゴリ ⇔ 最大カテゴリ)
業種
1.88 倍
学歴
1.80 倍
年齢
1.70 倍
都道府県
1.56 倍
企業規模
1.41 倍
性別
1.31 倍
最大は 業種(1.88 倍:宿泊飲食 0.72 ⇔ 金融保険 1.35)。「変えにくい属性」(性別・学歴)より「変えやすい属性」(業種・企業規模・都道府県)のほうが振れ幅が大きいことが、年収戦略の余地を示している。
青:変えやすい属性 / 金:中間 / 赤:変えられない属性。同じ年収 600 万円でも 6 属性の組合せで偏差値が 24 ポイント振れる(43〜67)。
SOURCE:令和7年 賃金構造基本統計調査 第 1〜3 表(性・年齢階級・学歴・企業規模・産業・都道府県別 月額所定内給与)

たとえば「年収 600 万円・35 歳」で計算すると、「東京都・大学院卒・金融・1,000 人以上・男性」の組合せでは偏差値 約 43(平均より下)、「沖縄・高卒・宿泊飲食・10-99 人・女性」の組合せでは偏差値 約 67(高所得層)になります。同じ年収 600 万円でも、属性次第で 24 ポイントの差が生じます。

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性別・年齢・学歴・企業規模・業種・都道府県の 6 属性を入力すると、令和7年 賃金構造基本統計調査の最新データに基づき、あなたの年収偏差値を全国基準・同属性基準・東京基準など 6 ベースで算出します。無料・登録不要。
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年収偏差値を見る際の 3 つの注意点

年収偏差値を正しく読み解くには、次の 3 つの注意点を押さえる必要があります。すなわち、①年齢や性別で基準が大きく変わること②業界や勤務地による構造的な格差があること③手取りではなく「額面(総支給額)」で計算されることの 3 点です。これらを理解しないまま偏差値だけを見ると、自分の本当の立ち位置を誤って受け取ってしまうことがあります。

01年齢や性別で基準が大きく変わる

同じ「年収 550 万円」でも、20 代前半なら同年代平均が低いため偏差値は 60 以上の高い水準になりますが、40 代男性の平均(同年代・同性別の基準)と比較すると 偏差値 50 前後まで下がります。年収偏差値は「誰と比べるか(基準集団)」で大きく動くため、全国一律の値だけでなく 同年代・同性別の基準で見ることが重要です。

02業界や勤務地の構造的な格差

IT・金融・保険業界(業種係数 約 1.35)や、東京都心部での勤務(東京係数 1.228)は平均年収そのものが高いため、同じ年収でも「特定の業界内」や「東京限定」で算出すると偏差値は低めに出る傾向があります。逆に、平均の低い業種・地方を基準にすれば同じ年収でも偏差値は高く出ます。「全国基準では偏差値 55 でも、金融業界・東京基準では偏差値 48」といった差が生じます。

03手取りではなく「額面」で計算される

一般的に年収偏差値を算出するツールは、税金や社会保険料が引かれる前の「総支給額(額面)」をベースに計算します。実際に使えるお金である手取りは、額面の 約 72〜80%(年収が高いほど割合は下がる)です。手取りベースでの立ち位置を知りたい場合は、額面の偏差値とは別物として捉える必要があります。当サイトでは 手取り偏差値(手取り版) で 2025 年度税制に基づく手取りベースの偏差値を別途算出できます。

表|年収偏差値を見る際の注意点と当サイトの対応
注意点 なぜ偏差値が動くか 当サイトの対応
① 年齢・性別基準集団の平均が変わる(20 代前半と 40 代で最大 1.7 倍差、男女で 1.31 倍差)同年代・同性別の基準で算出(6 ベース表示)
② 業界・勤務地業種で最大 1.88 倍、都道府県で最大 1.56 倍の平均差同業種基準・東京基準など複数ベースで比較表示
③ 額面 / 手取り手取りは額面の約 72〜80%。税・社保控除分だけ位置が変わる手取り偏差値で手取りベースを別途算出

まとめ:年収偏差値は「絶対的な順位」ではなく「選んだ基準集団の中での相対的な位置」を示す指標です。全国基準・同属性基準・額面/手取りのどれで見ているかを意識すれば、数字の意味を正しく受け取れます。当サイトは令和7年 賃金構造基本統計調査に基づき、これら複数の基準を切り替えて確認できます。

平均値版 ・ 中央値版 ・ 刈込版 の違い

当サイトでは、所得分布の特性が異なるため 3 種類の偏差値計算方式を提供しています。

方式 偏差値 50 の基準 分布モデル 特徴
平均値版 平均年収(約 516 万) 正規分布(CV=0.37) 標準的・行政や報道と整合
中央値版 中央値年収(約 449 万) 対数正規分布 実感に近い・実分布に忠実
刈込版 刈込平均(約 480 万・上下 5% 除外) 正規分布(外れ値除去) 役員報酬や生活保護を除いた "実態" 値
図 4|平均値 ・ 中央値 ・ 刈込平均 の位置(年収分布上)
3 BASELINES ON LOG-NORMAL DISTRIBUTION / 令和7年データ・男女計
中央値 449 万円(実分布の真ん中) 刈込平均 480 万円(上下 5% 除外) 平均値 516 万円(合計 ÷ 人数)
対数正規分布上の 3 つの基準(中央値・刈込平均・平均値)の位置。所得分布は右側に裾を持つため、平均値より中央値が左に位置する。 下位5% 174万 上位5% 1,160万 中央 449 万 刈込 480 万 平均 516 万 100 万 400 700 1,000 1,500 万円 → 右側の長い裾(高所得層) 人数 ↑
所得分布は右側に長い裾を持つため、中央値 449 < 刈込平均 480 < 平均値 516 の順に大きくなる。3 つの基準は同じ「真ん中」を別の側面から表す。
高所得側(年収 1,000 万超)の少数が平均値を引き上げる効果が、対数正規分布の特徴。「平均より上か下か」を知りたい場合は平均値版、「中央の人と比較したい」場合は中央値版、「異常値を除いた実態と比較したい」場合は刈込版が適する。
SOURCE:厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」より対数正規分布近似(σ_log ≒ 0.577)/ 刈込平均は階級別データから推定値

年収分布は右側に長い裾を持つため、平均年収は中央値より高くなります。令和7年データでは、男女計 平均 約 516 万円に対し、中央値 約 449 万円(推定)。「平均より上か下か」を知りたい場合は平均値版、「中央の人と比較したい」場合は中央値版、「異常値を除いた実態と比較したい」場合は刈込版が適しています。

無料で年収偏差値を計算できる 7 つのツール

当サイトは、年収だけでなく手取り・資産・退職金まで含めた「7 つの偏差値ツール」を無料公開しています。すべて令和7年 賃金構造基本統計調査・家計の金融行動調査(J-FLEC)2025・就労条件総合調査の最新公的データに基づいています。

01 / 平均値版 年収偏差値 王道。CV=0.37 の正規分布で算出 02 / 中央値版 年収偏差値 対数正規分布で実感に近い 03 / 刈込版 年収偏差値 外れ値を除いた実態値 04 / 手取り版 手取り偏差値 2025 年度税制フル実装 05 / 資産版 資産偏差値 J-FLEC 2025 実データ 06 / 雇用形態版 年収偏差値 正規・非正規の対比 07 / 退職金版 退職金偏差値 学歴×職種×勤続年数 08 / 上場版 上場社員偏差値 EDINET 2,587 社の有報ベース

よくある質問

年収偏差値とは何ですか?
年収偏差値とは、ある人の年収が日本の給与所得者全体の中でどの位置にあるかを偏差値(平均 50、標準偏差 10)で表した指標です。偏差値 50 が平均、60 は上位約 15.87%、70 は上位約 2.28%、80 は上位約 0.13% に相当します。
年収偏差値 60 は年収いくらですか?
厚生労働省 令和7年 賃金構造基本統計調査の平均月額 340.6 千円(一般労働者・男女計)を年収換算した約 516 万円を平均(偏差値 50)とした場合、偏差値 60 は年収 約 707 万円に相当します。男性のみで集計すると 偏差値 60 ≒ 約 789 万円、女性のみで集計すると 約 570 万円となります(CV=0.37 の正規分布近似)。
年収偏差値 70 はどのくらい希少ですか?
偏差値 70 は正規分布で上位約 2.28%、約 44 人に 1 人の希少性です。男女計基準では年収 約 898 万円、男性のみ基準では 約 1,002 万円、女性のみ基準では 約 724 万円に相当します。
年収偏差値 80 は年収いくらですか?
偏差値 80 は正規分布で上位約 0.13%、約 769 人に 1 人。男女計基準では年収 約 1,090 万円、男性のみ基準では 約 1,215 万円。ただし実際の年収分布は対数正規+パレート裾型のため、現実の上位 0.13% はより高額になり、年収 1,500 万円超の領域です。
年収偏差値の計算式は?
標準的な計算式は 偏差値 = 50 + (自分の年収 − 平均年収) / 標準偏差 × 10 です。当サイトでは平均年収を厚生労働省 令和7年 賃金構造基本統計調査の一般労働者データから取得し、標準偏差を CV(変動係数)= 0.37 × 平均年収 として算出しています。
中央値版と平均値版の違いは?
平均値版は所得分布を正規分布と仮定し平均年収を偏差値 50 とします。中央値版は実分布が対数正規型に近いことを踏まえ、中央値を偏差値 50 とし上位 50% に厚みを持たせます。年収分布は右側に裾が長いため、平均より中央値が低く、中央値版のほうが「実感に近い」と評価されることが多いです。中央値版で計算する →
年収偏差値を見るときの注意点は?
主な注意点は 3 つです。①年齢・性別で基準が変わる(同じ年収 550 万円でも 20 代前半なら偏差値 60 以上、40 代男性平均比では偏差値 50 前後)、②業界・勤務地で構造的な格差がある(IT・金融や東京は平均が高く、業界内・東京限定だと偏差値は低めに出る)、③手取りではなく額面で計算される(手取りは額面の約 72〜80%)。年収偏差値は「どの基準集団と比べるか」で大きく動く相対指標です。手取りベースは手取り偏差値で別途確認できます。
なぜ性別で年収偏差値が大きく変わるのですか?
令和7年 賃金構造基本統計調査では、一般労働者の月額所定内給与は男性 373.4 千円、女性 285.9 千円で、男女間賃金格差は 76.6(男性=100)です。同じ年収 600 万円でも、男性基準では平均より少し上、女性基準ではかなり上位の偏差値となります。当サイトは性別ごとに分けた基準で算出することで、より正確な位置を表示します。
信頼できるデータソースは何ですか?
年収偏差値の算出には、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(毎年実施・約 5 万 1 千事業所・約 162 万人を対象とする日本最大の賃金統計)を用いるのが標準です。当サイトは 令和7年版(2025 年調査・2026 年 3 月 24 日公表)の最新データを使用しています。多くの他サイトは令和 2 年版〜令和 5 年版にとどまっており、データ鮮度の点で当サイトが業界最新です。
年収500万円の偏差値はいくつですか?
令和7年 賃金構造基本統計調査の一般労働者(男女計)を基準にすると、年収 500 万円の偏差値は約 49.2で、ほぼ平均です(平均年収≒516 万円 = 偏差値 50)。100 人中 53 位に相当します。ただし 30 歳未満の男性なら同年代平均が約 330 万円のため偏差値は 60 を超え、50 代男性なら同年代平均が約 530 万円のため偏差値は 50 を下回ります。
年収700万円だと偏差値はどのくらいですか?
男女計(一般労働者)基準で年収 700 万円の偏差値は約 59.6、100 人中 17 位に相当します。偏差値 60(上位 15.87%)に迫る水準で、大卒・30 代後半〜40 代前半の管理職層で到達しやすい年収帯です。男性のみの集団で比較すると偏差値は約 55.8 に下がります。
年収1000万円の偏差値はいくつですか?
男女計基準では年収 1,000 万円の偏差値は約 75.4で、上位 0.6%(約 179 人に 1 人)に相当します。男性のみの集団で比較すると平均が 576 万円に上がるため偏差値は約 69.9になります。いずれも給与所得者の中で極めて希少な高収入層です。

データソース / 編集部

DataLabo 編集部について

DataLabo(データラボ)は、日本の公的統計を最速で反映することを編集方針とするデータジャーナリズム媒体です。厚生労働省「賃金構造基本統計調査」「就労条件総合調査」、家計の金融行動に関する世論調査(J-FLEC)など、行政・準行政の一次データを直接読み解き、診断ツール・解説記事として公開しています。

本記事は令和7年 賃金構造基本統計調査(2026 年 3 月 24 日公表)の公式概況および附属統計表を一次資料として作成しました。公的統計の公表ペースに合わせて毎年更新します。

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