コラム記事 / 職種別に見る警備員の年収

【2026年度版(令和8年度)】
警備員の平均年収は約354万円
|年収偏差値42.3・実質時給・地域差を解説

公開日: 2026-09-12 更新日: 2026-09-12 監修: DataLabo 編集部 カテゴリ: 職種別データ / 年収偏差値

警備員は、当サイトの時給偏差値ラボが対象とする職種の中でも全国約22.6万人と最大級の労働者数を抱える職種です。本記事では、厚生労働省 令和6年 賃金構造基本統計調査の職種別データを使い、警備員の年収を当サイトの偏差値モデルに当てはめて解説します。

DEFINITION / この記事で使う数字
職種(小分類)別データとは
賃金構造基本統計調査の職種別統計(第1表)から「警備員」区分を使用します。全国平均(494万円)は当サイトの偏差値モデルの基準値(令和7年 賃金構造基本統計調査 結果の概況に基づく)であり、職種別データとは公表年が1年ずれている点にご留意ください。

第1章:警備員の推定年収は約354万円 — 偏差値42.3

職種別データによると、警備員(企業規模計・一般労働者、男女計)の所定内給与額は月額23.06万円、きまって支給する現金給与額は月額26.83万円、年間賞与その他特別給与額は31.85万円でした。年収に換算すると次のようになります。

区分きまって支給する現金給与額(月額)年間賞与推定年収
警備員(男女計)26.83万円31.85万円約354万円
全国 一般労働者平均(男女計)34.06万円494万円

当サイトの偏差値モデル(全国平均494万円、CV=0.37)に当てはめると、年収354万円の偏差値は約42.3となり、全国平均を下回る水準です。

図1|警備員の推定年収と全国平均の比較
ESTIMATED ANNUAL INCOME — security guards vs. national average, R6 wage structure survey
警備員(男女計)354万円
全国 一般労働者平均494万円
警備員の推定年収は、全国一般労働者平均の約72%。偏差値では約42.3に相当します。
SOURCE:厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」職種別統計(第1表)、企業規模計・一般労働者・男女計。全国平均は令和7年 賃金構造基本統計調査 結果の概況。偏差値は当サイトのモデル(CV=0.37)による試算。

第2章:平均年齢52.9歳・残業19時間 — 高齢化と長時間労働が同居

警備員の平均年齢は52.9歳と、当サイトが扱う職種の中でも高い水準です。月間の超過実労働時間(残業)は全国平均で19時間と長めであるにもかかわらず、年収水準は全国平均を下回っています。労働者数は約22.6万人(男性約20.9万人・女性約1.7万人)で、男性が大多数を占める職種です。

区分推定年収全国平均(同性別)年収偏差値
男性約356万円541万円約40.8
女性約324万円415万円約44.1

第3章:都道府県別に見ると、最大1.9倍の地域差

図2|警備員の実質時給、都道府県別の高低差
REAL HOURLY WAGE BY PREFECTURE — highest vs. lowest, R6 wage structure survey
時給偏差値時給
福井県(全国最高)58.02,064円/h
東京都(8位)52.21,725円/h
全国平均50.01,594円/h
徳島県(全国最低)41.71,101円/h
実質時給が最も高いのは福井県(偏差値58.0・時給2,064円/h)、最も低いのは徳島県(偏差値41.7・時給1,101円/h)で、その差は約1.9倍。当サイトが扱う職種の中でも地域差が大きい部類です。
SOURCE:厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」都道府県別第3表、警備員・男女計。診断結果には反映していない参考値です。

第4章:額面年収だけでは分からない、長時間労働の実態

警備員の年収は全国平均を下回る一方、残業時間は19時間と長めです。額面年収だけでなく、この残業時間を加味した「実質時給」で見ることで、より正確な負担の実態が見えてきます。当サイトの「時給偏差値ラボ」で診断できます。

警備員の実質時給を診断する → 時給偏差値チェッカー(警備員版・約1分)


第5章:あなたの年収偏差値も診断してみましょう

あなたの年収偏差値を診断する → 年収偏差値ラボチェッカー(平均値版・約1分)

業種を選ぶ際に近い分類が見当たらない場合は、「サービス業(他に分類されないもの)」など近しい業種を選び、参考値としてご覧ください。


第6章:まとめ — 大きな人数を支える職種の、低い年収水準

警備員の推定年収は約354万円(男女計)で、全国平均494万円に対する偏差値は約42.3でした。約22.6万人という多くの労働者数を抱える職種で、残業19時間という水準と年収水準を合わせて見ることで、実態がより立体的に見えてきます。都道府県別の差も約1.9倍あり、勤務地によって状況は異なります。


よくある質問

Q. 警備員の年収偏差値はいくつですか?
令和6年賃金構造基本統計調査(職種別)によると、警備員(企業規模計・一般労働者)の推定年収は男女計で約354万円です。全国の一般労働者平均494万円を基準にすると、年収偏差値は約42.3となり、全国平均を下回ります。
Q. 警備員は労働者数が多い職種ですか?
はい。全国約22.6万人と、当サイトの時給偏差値ラボが対象とする職種の中でも最大級の人数です。平均年齢は52.9歳と高く、月間残業時間は19時間と長めです。
Q. 警備員の年収は都道府県によって差がありますか?
はい、大きな差があります。令和6年賃金構造基本統計調査の都道府県別データでは、実質時給が最も高いのは福井県(偏差値58.0・時給約2,064円/h)、最も低いのは徳島県(偏差値41.7・時給約1,101円/h)で、その差は約1.9倍に達します。
Q. 警備員の年収は男女で差がありますか?
絶対額では男性が約356万円、女性が約324万円です。それぞれの全国平均(男性541万円・女性415万円)を基準に偏差値化すると、男性は約40.8、女性は約44.1となり、相対的な位置では女性の方がやや高くなります。

編集部より
DataLabo 編集部
年収偏差値ラボ(DataLabo)編集部は、厚生労働省などの公的統計のみを一次出典として、年収・資産・退職金の偏差値を解説しています。本記事は令和6年 賃金構造基本統計調査の職種別統計(第1表・都道府県別第3表)を一次出典とし、当サイトの偏差値モデル(全国平均494万円、CV=0.37、上限90)で試算した参考値です。記事中の「実質時給」の定義・計算式はこちらの解説ページをご覧ください。
関連記事

年収偏差値(平均値版)へ戻る | 時給偏差値(警備員版)へ戻る | コラム一覧へ戻る