【2026年最新】年収偏差値チェック 6 サイト比較
— 用途別に選ぶ 1 本
「自分の年収は同年代の中でどのくらいなんだろう」
そう思って Google で「年収偏差値 チェック」「年収偏差値チェッカー」と検索した経験がある人は多いはずだ。検索結果には複数のツールが並ぶ。どれを使えば良いか分からない。
タイトルや表記を見るかぎりでは、どれも似たような診断ツールに見える。だが、データの基準年も、対応している属性も、出典の示し方も、サイトによって違う。
選ぶ基準は「データ年度」「出典明記」「対応属性」の 3 つに整理できる。この記事では、その 3 軸で 6 サイトを並べる。広告色のない、ただの実調査結果だ。読み終えるころには、自分の用途にどれが合うか判断できるはずだ。
第1章:6 サイトの特徴を 1 表で
結論から提示する。各サイトを 2026 年 5 月 13 日に確認した結果は次のとおりだ。
| サイト | データ年度 | 出典明記 | 業種/学歴 | 都道府県 | 構成 |
|---|---|---|---|---|---|
| nenshuu.com | 令和7年(2025年公表) | 5 要件すべて達成 | 16 業種・学歴 4 区分 | 47 都道府県 | 7 ツール構成 |
| zeimo.jp | 令和5年(2023年公表) | 出典あり・独自仮定の注記あり | 17 業種・学歴 3 区分 | — | 単体ツール |
| okanenotoukei.com | 令和5年(2023年公表) | 出典あり | 職種 10・業界 14(一方のみ選択) | — | 単体ツール |
| terad.punyu.jp | 令和5年(国税庁・2023年公表) | 出典あり | ユーザー投稿型データを併設 | 47 都道府県 | 単体ツール |
| statresearch.jp | 平成29年(2017年) | 出典あり | 11 学歴・20 業種 | 47 都道府県 | 単体ツール |
| yoikaisha.com | 著作権 2022 | 実調査時点では確認できず | 業種・従業員数 | — | 単体ツール |
実調査の方法:各サイトを 2026 年 5 月 13 日に確認、公表されているデータ年度・入力項目・出典記載を直接読み取って整理。
この表から読み取れる比較ポイントは 3 つある。
比較ポイント 1:データ基準年の幅
令和7年(2025年公表)から平成29年(2017年)まで、約 8 年の幅がある。最新性を重視する設計か、属性区分の充実を重視する設計か、サイトによって優先順位が異なる。
比較ポイント 2:都道府県別の対応
47 都道府県の係数を持つのは nenshuu.com、terad.punyu.jp、statresearch.jp の 3 サイト。地域差を見たいときはこの 3 つから選ぶ形になる。
比較ポイント 3:出典の見せ方
出典 PDF へのリンク、シート参照、独自仮定の注記など、見せ方はサイトによって異なる。第 3 章でこの点を整理する。
第2章:データ年度で何が変わるか — 賃金は 2 年で +22 千円動いている
「データが古くても、傾向は変わらないのではないか」
そう思う人もいるかもしれない。だが、年収データは年々動いている。
分母である平均値が動くため、同じ年収を入れても、参照しているデータの年度によって偏差値の数字は変わる。特に春闘ベア 5.25%(2025 年連合集計)が反映された令和6年〜令和7年は、上昇幅が大きかった年に当たる。
平成29年(2017年)から令和7年までの期間は、同一労働同一賃金の法制化(2020年)、コロナ禍、人手不足による初任給上昇など、賃金構造の変化が積み重なった期間でもある。古い年度のデータは「その時点の相対位置」を高い精度で示すが、現在地を測るには別の年度を選ぶ必要がある。
結論:「自分の年収が今、相対的にどこにいるか」を知りたいなら、データ年度はできるだけ最新のものが望ましい。一方、過去の構造を細かい属性区分で見たい用途であれば、属性区分が充実したサイトが向く。
第3章:出典の透明性 — nenshuu.com の 5 要件アプローチ
データ年度と同じくらい大切なのが、出典がどう示されているかだ。
公的統計を扱うツールには、データジャーナリズムの世界で言う「出典の透明性」という考え方がある。nenshuu.com が自社で整理した 5 要件は以下のとおりだ。
- PDF 直リンク:公的統計の元 PDF への直接リンクがある
- シート参照:どの表(例:第 1 表)のどの行・列を引用したかが分かる
- 取得日検証:いつ時点のデータか、公表日が明記されている
- 数式ブロック:偏差値の計算式が抽象形で記載されている
- 射程警告:統計の前提(一般労働者のみ、6 月時点 等)が明記されている
nenshuu.com はこの 5 要件すべてを満たすように設計している。他のサイトは独自の出典の見せ方を持っており、たとえば zeimo.jp は通勤手当の控除仮定を注記で明記する形、terad.punyu.jp は出典に加えてユーザー投稿データを併設する形と、方針が異なる。
要件を増やせば透明性は上がるが、UI が重くなるトレードオフがあるため、どこに重点を置くかはサイトの方針の問題でもある。読み手は「自分が必要とする透明性のレベル」で選べばよい。
第4章:6 サイト個別レビュー — 用途別の特徴
ここからは各サイトを淡々と見ていく。事実ベースで、用途を判断するための情報だけ並べる。
nenshuu.com(本サイト)
- データ:令和7年 賃金構造基本統計調査(厚生労働省、2026年3月24日公表)
- 対応属性:性別・年齢・学歴 4 区分・企業規模・16 業種・47 都道府県
- 特徴:7 つの診断ツール構成(平均・中央値・刈込・手取り・資産・雇用形態・退職金)。出典透明性 5 要件の達成、JSON-LD 構造化データの注入
- 向いている人:最新データで属性を細かく絞って診断したい人
zeimo.jp/tools/63704
- タイトル:【2026年版】年収偏差値計算ツール
- データ:令和5年 賃金構造基本統計調査(注記あり)
- 対応属性:性別・年齢・学歴 3 区分・17 業種・会社規模 3 区分
- 独自仕様:通勤手当を一律 11,700 円差し引いて計算する設計(注釈で明示)
- 向いている人:業種と会社規模のクロスを確認したい人
okanenotoukei.com
- データ:令和5年 賃金構造基本統計調査
- 対応属性:年齢・年収・職業 10 種または業界 14 種(一方のみ選択)
- 特徴:入力項目がシンプルで操作しやすい
- 向いている人:大まかな偏差値を素早く確認したい人
terad.punyu.jp/deviationvalue/income_deviation_all.php
- タイトル:年収偏差値チェッカー
- データ:令和5年 国税庁 民間給与実態統計調査
- 対応属性:年齢・性別・年収・学歴(任意)・都道府県別あり
- 特徴:「年収を上げた方法」「習慣」のユーザー投稿型データを併設
- 向いている人:他のユーザーの年収アップ体験談も合わせて見たい人
statresearch.jp/nenshu/
- データ:平成29年(2017年)就業構造基本調査(総務省)
- 対応属性:性別・年齢・就業形態 9 種・学歴 11 区分・業種 20・職種 12・都道府県別あり
- 特徴:属性区分が 6 サイト中もっとも細かい
- 向いている人:細かい属性区分で過去の構造を見たい人
yoikaisha.com/tool/
- タイトル:年給与年齢適格チェッカー
- データ:実調査時点では出典記載が見当たらず、著作権表記は 2022 年
- 対応属性:年給範囲・業種・従業員数
- 特徴:給与レンジで「適格かどうか」を判定する独自仕様
- 向いている人:給与レンジが業種比較で妥当か見たい人(採用担当者向けに近い)
第5章:用途別に選ぶ 1 本
ここまでの 6 サイト比較を踏まえると、選択は 「何を重視するか」 に集約される。
| 重視するもの | 適したサイト |
|---|---|
| 最新の令和7年データで属性別診断 | nenshuu.com |
| 業種・会社規模のクロス | zeimo.jp |
| シンプル操作で素早く確認 | okanenotoukei.com |
| 都道府県別 + 体験談データ | terad.punyu.jp |
| 細かい属性区分 | statresearch.jp |
| 給与レンジの妥当性判定 | yoikaisha.com |
それぞれのサイトに、設計の重点と適した使い道があります。自分の用途で選ぶのが、最も納得しやすい結果につながります。
「今の自分の年収が、最新の賃金水準のなかでどの位置にいるか」を知りたい場合は、令和7年(2025年公表)の最新データを採用しているサイトを使うのが直接的です。賃金は直近 2 年で +22 千円ほど動いており、データ年度が新しいほど現在の位置を測りやすくなります。
nenshuu.com の 7 つのツールから、用途に合うものを選んで診断できます。
第6章:データの透明性が、ツールの選び方を支える
年収偏差値という指標は、平均値・標準偏差・分布の前提で結果が大きく変わる。
だからこそ、ツールを選ぶときは「データがいつ取られたか」「出典は何か」を確認することが、最も大切な一歩になる。
本記事の比較自体も、2026 年 5 月 13 日時点の調査結果です。各サイトは今後アップデートされる可能性があります。最新の情報は各サイトでも再確認してください。
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