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【2026年版】生活満足度とは
— 内閣府データで読む「自分の暮らしの満足度」の見方

公開日: 2026-06-05 更新日: 2026-06-05 監修: DataLabo 編集部 カテゴリ: Well-being / 用語解説

生活満足度とは — 内閣府データで読む「自分の暮らしの満足度」の見方

「自分は、いまの暮らしにどのくらい満足しているだろう」——ふと、そう考えることはありませんか。仕事も生活もそれなりにこなしているけれど、満たされている実感があるのかどうか、うまく言葉にできない。そんな感覚は、多くの人が抱いているものです。

その「暮らしの満足の実感」を、国(内閣府)が毎年1万人規模で数値にして調べています。それが生活満足度です。本記事では、生活満足度とは何かを、内閣府の最新データをもとに、やさしく解説します。

DEFINITION / 定義
生活満足度とは
暮らし全体にどのくらい満足しているかを、0点(全く満足していない)〜10点(非常に満足している)で本人が自己申告する主観的な指標です。内閣府「満足度・生活の質に関する調査」で測定され、2025年の日本人の平均は5.79点でした。

第1章:「満足度が低いのかも」と感じても、大丈夫です

最初に、いちばん大切なことをお伝えします。生活満足度には、「高いほど偉い」「低いとダメ」という優劣はありません

これは点数や偏差値のような「テストの成績」ではなく、あくまでその人自身の主観的な感じ方です。同じ暮らしぶりでも、価値観や置かれた状況、その日の気分によって点数は変わります。低い数字が出たとしても、それは「あなたがダメ」という意味ではまったくありません。

大切なのは、数字を自分を採点する点数としてではなく、いまの暮らしの現在地を知り、これからを考えるための「地図」として受け止めることです。本記事も、その姿勢でデータを見ていきます。


第2章:生活満足度とは何か — 国が0〜10点で聞いている

生活満足度は、内閣府が2019年から毎年実施している「満足度・生活の質に関する調査」で測られています。2025年の調査は3月に、約1万人(10,633人)を対象に行われました。

質問はとてもシンプルです。「あなたは、現在の生活にどの程度満足していますか」と尋ね、「全く満足していない」を0点、「非常に満足している」を10点として、自分は何点くらいかを答えてもらう——それだけです。

なぜ国がこれを測るのでしょうか。それは、GDP(経済の大きさ)や所得だけでは、人々の暮らしの実感(Well-being)は捉えきれないからです。お金の豊かさと、心の満たされ方は、必ずしも同じではありません。だからこそ、主観的な満足度を継続して「見える化」しているのです。

Well-being(ウェルビーイング)とは、身体・精神・社会的に良好な状態を指す言葉です。生活満足度は、その状態を本人の主観から測る代表的な指標のひとつです。


第3章:日本人の平均は5.79点、いちばん多いのは8点

では、日本人はいま、暮らしにどのくらい満足しているのでしょうか。2025年の総合的な生活満足度の平均は5.79点でした。

点数別に見ると、最も多い回答は8点(17.8%)、次いで7点(17.4%)、5点(16.9%)と続き、5〜8点に全体の約66%が集まっています。多くの人が「真ん中より少し上」あたりに分布しているのが、日本の生活満足度の姿です。

図1|日本人の生活満足度は「5〜8点」に多く集まる
DISTRIBUTION OF LIFE SATISFACTION — 2025, share of respondents
5点 16.9%
6点 約13.9%
7点 17.4%
8点(最多) 17.8%
最も多い回答は8点。5〜8点に約66%が集まります。平均は5.79点で、多くの人が近い範囲にいます。
SOURCE:内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2025」(生活満足度の点数別分布。6点は5〜8点計約66%からの概算)

ちなみに、この平均5.79点は2019年からほとんど変わっていません。社会が大きく動いても、人々の暮らしの満足度は、ゆっくりと安定して推移しているのです。


第4章:年代によって、満足度の「出やすさ」は違う

生活満足度は、年代によっても傾向が異なります。内閣府2025年調査では、次のような結果でした。

図2|年代別の生活満足度(2025年)
LIFE SATISFACTION BY AGE — 2025, 0–10 scale
39歳以下 5.78
40〜64歳 5.50
65歳以上 6.51
40〜64歳はやや控えめな数字に出ています。これは仕事・子育て・介護の負担が重なりやすい時期であることが背景とみられます。誰にでも起こりうる、人生の一時期の傾向です。
SOURCE:内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2025」(生活満足度・年齢階層別、0〜10点)

働き盛りの世代の数字がやや控えめなのは、その人たちの暮らしが「劣っている」からではありません。むしろ、家庭でも仕事でも責任を担い、複数の役割を同時にこなしている時期だからこそ、自分の満足にまで気が向きにくい——そう考えるほうが自然です。年代の傾向は、自分を責める材料ではなく、「いまはそういう時期かもしれない」と理解する手がかりになります。


第5章:満足度を支えるのは、お金以外の要素も大きい

生活満足度というと「収入が高いほど高いのでは」と思われがちです。実際、収入は満足度を支える大事な要素のひとつです。けれども、内閣府の調査が示すのは、お金以外の要素も同じくらい大切だということです。

たとえば、家庭でも職場・学校でもない「第三の居場所(サードプレイス)」。カフェ、図書館、ジム、趣味の集まり——そうした場所を持つ人は、持たない人より「生活の楽しさ・面白さ」の満足度が高い傾向があります。

図3|「居場所」がある人は、暮らしの楽しさの満足度が高い
THIRD PLACE × ENJOYMENT OF LIFE — male under 40, 0–10 scale
居場所あり 6.14
居場所なし 5.14
収入の大小とは別に、安心して過ごせる居場所があるかが、暮らしの楽しさに関係しています(男性39歳以下の例)。お金以外にも、満足度を支える要素はいくつもあります。
SOURCE:内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2025」(サードプレイスの有無と生活の楽しさ・面白さ満足度、男性、0〜10点)

このほか、内閣府の調査では、人とのつながり(困ったときに頼れる人がいるか)や、働き方(若年層では共働き世帯のほうが満足度が高い傾向)なども、満足度に関係していました。満足度は、ひとつの要因で決まるものではなく、いくつもの要素がゆるやかに重なって生まれるものなのです。


第6章:自分の満足度の「位置」を、地図として知る

ここまで、生活満足度とは何か、日本人の平均はどのくらいか、何が関係するかを見てきました。最後に、自分自身の満足度を、全国のなかでどのあたりかを知る方法をご紹介します。

年収偏差値ラボでは、内閣府2025年のデータ(平均5.79点)をもとに、あなたの生活満足度が全国の中でどのあたりに位置するかを、優劣ではなく「位置の目安」として確認できる診断を用意しています。点数を入れるだけで、全国平均との関係がやさしく分かります。

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※ 数字に優劣はありません。現在地を知る地図として、気軽にお使いください。

お金の面での位置(年収偏差値)とあわせて見ると、自分の暮らしを「お金」と「満足の実感」の両面から立体的に捉えられます。年収と満足度の関係について詳しくは、「年収が高い人ほど幸せ」は本当か もあわせてどうぞ。


第7章:よくある質問

Q. 生活満足度とは何ですか?
暮らし全体にどのくらい満足しているかを、0点(全く満足していない)から10点(非常に満足している)で本人が自己申告する主観的な指標です。内閣府が2019年から毎年「満足度・生活の質に関する調査」で測定しており、所得や雇用だけでは捉えきれない暮らしの実感(Well-being)を把握するために使われます。
Q. 日本人の生活満足度の平均は何点ですか?
内閣府「満足度・生活の質に関する調査2025」(2025年3月実施・約1万人)によると、総合的な生活満足度の平均は5.79点(0〜10点)です。最も多い回答は8点で、5〜8点に全体の約66%が集まっています。2019年以降、平均は5.7〜5.9点の範囲でほぼ横ばいに推移しています。
Q. 生活満足度が低いと問題があるのですか?
いいえ。生活満足度は主観的な自己評価であり、点数の高い低いに優劣はありません。価値観や置かれた状況、その日の気分によっても変わる、ゆれのある指標です。低い数字が出ても問題ではなく、自分の暮らしの現在地を知り、これからを考える手がかりとして受け止めるのが健全な使い方です。
Q. 生活満足度には、お金以外の何が関係しますか?
内閣府の調査では、収入だけでなく、人とのつながりや居場所、働き方なども満足度に関係することが示されています。たとえば家庭や職場以外の「第三の居場所(サードプレイス)」がある人は、暮らしの楽しさの満足度が高い傾向があります。お金は大事な一要素ですが、満足度を支える要素は複数あります。

第8章:数字を、自分にやさしい地図として

生活満足度は、暮らしの実感を0〜10点で表した主観的な指標です。日本人の平均は5.79点、最も多いのは8点。けれども、その数字に優劣はなく、高くても低くても、それはあなたの「いま」のひとつの記録にすぎません。

生活満足度(2025年・日本):平均5.79点/最頻8点/5〜8点に約66%
点数に優劣はなく、お金以外の要素(つながり・居場所・働き方)も満足度を支える。

数字は、自分を採点するためのものではありません。いまの暮らしの現在地をやさしく映し、これから何を大切にしたいかを考えるための地図です。その地図を手に、お金の豊かさも、お金以外の豊かさも、自分のペースで見つめてみてください。

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編集部より
DataLabo 編集部
年収偏差値ラボ(DataLabo)編集部は、内閣府・厚生労働省などの公的統計のみを一次出典として解説しています。本記事は内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2025」(2025年9月公表)に基づき、推測値を用いず出典を明記する方針で執筆しています。生活満足度は主観的な自己評価であり、点数の高低に優劣はありません。本記事は特定の個人・世代・属性を評価・序列化する意図を持たず、暮らしの実感を理解する手がかりとして公的データを紹介するものです。

記事出典・参考データ: - 内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2025 ~我が国のWell-beingの動向~」(2025年9月公表) - URL: https://www5.cao.go.jp/keizai2/wellbeing/manzoku/index.html - 関連ツール:生活満足度の位置チェック / 関連記事:「年収が高い人ほど幸せ」は本当か

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