婚活で「年収500万以上」のフィルターを設定すると、35歳の男性も50歳の男性も同じように表示されます。
しかし、年収偏差値の世界では、この2人は全く異なる位置にいます。なぜなら、年収偏差値は「同年代・同性別」の基準で算出されるからです。
35歳の正社員男性の平均年収は約577万円。年収500万は平均をやや下回ります。一方、50歳の正社員男性の平均は約693万円。年収500万は平均を大きく下回ります。
同じ年収500万でも、35歳では「まあ普通」、50歳では「かなり低い」という評価になります。
25-29歳の偏差値52.9 → 50-54歳の42.5。25年間で10.4ポイント低下。年齢が上がるにつれて同年代の平均年収も上がるため、同じ年収500万の「価値」は年々低下します。婚活で「年齢不問・年収500万以上」と設定しても、30歳と50歳では全く異なる層がヒットします。
年齢と年収の組み合わせによる偏差値の全体像を示します。婚活の条件設定に最も役立つテーブルです。
| 年齢\年収 | 400万 | 500万 | 600万 | 700万 | 800万 |
|---|---|---|---|---|---|
| 25-29歳 | 47.0 | 52.9 | 58.9 | 64.9 | 70.9 |
| 30-34歳 | 43.8 | 49.0 | 54.2 | 59.4 | 64.6 |
| 35-39歳 | 41.7 | 46.4 | 51.1 | 55.8 | 60.4 |
| 40-44歳 | 40.2 | 44.5 | 48.9 | 53.2 | 57.5 |
| 45-49歳 | 39.3 | 43.4 | 47.4 | 51.5 | 55.6 |
| 50-54歳 | 38.6 | 42.5 | 46.4 | 50.3 | 54.2 |
マトリクスから読み取れる重要な構造は、年齢が上がるほど「同じ偏差値を維持するために必要な年収が上がる」ということです。
30-34歳で年収500万 = 偏差値49.0
同じ偏差値49.0を45-49歳で取るには → 年収638万が必要つまり、30歳から45歳までの15年間で年収を138万円上げなければ、同年代内での相対位置は下がります。
婚活において、40代の男性が30代の頃と同じ年収を維持していても、同年代基準では偏差値が5〜6ポイント低下しています。年齢とともに「年収を上げ続けなければ偏差値が下がる」という構造は、婚活市場でのポジショニングに直接影響します。
正社員の年功カーブが右肩上がりのため、年齢とともに「同年代の平均」が上がり続けます。自分の年収が横ばいなら、相対位置(偏差値)は自動的に下がります。これは個人の問題ではなく、日本の年功序列型賃金構造の帰結です。
婚活サービスの調査データによれば、年齢と年収の関係には以下のような構造があります。
つまり、年齢が上がるほど「年収偏差値の高さ」だけでは婚活の不利をカバーしきれなくなる構造があります。年収偏差値60の50歳より、年収偏差値49の30歳の方が成婚率が高いというデータは、婚活市場における「年齢」の重みを示しています。
年収偏差値ラボの診断ツールでは、年齢を入力すると同年代基準の偏差値が自動的に算出されます。同じ年収でも年齢を変えて再計算すれば、「5年後に偏差値がどう変わるか」をシミュレーションできます。
年収偏差値は「自分 ÷ 同年代の基準」で計算されます。年齢が上がると分母(同年代の基準)が大きくなるため、分子(自分の年収)が同じでも偏差値は下がります。
婚活で年齢と年収を同時に評価するなら、このマトリクスを頭に入れておくと判断が変わります。
年収フィルターの数字だけでなく、「その年収が、その年齢で、同年代の中でどの位置か」まで見ること。それが、データに基づく婚活の判断です。
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