KONKATSU × AGE — 年齢が上がると同じ年収でも偏差値が下がる

婚活と年齢 — 30歳の年収500万は偏差値49、45歳では偏差値43に下がる理由

2026.05.25 データラボ(DataLabo) 令和7年 賃金構造基本統計調査

1. 「年収500万の35歳」と「年収500万の50歳」は同じではない

婚活で「年収500万以上」のフィルターを設定すると、35歳の男性も50歳の男性も同じように表示されます。

しかし、年収偏差値の世界では、この2人は全く異なる位置にいます。なぜなら、年収偏差値は「同年代・同性別」の基準で算出されるからです。

35歳の正社員男性の平均年収は約577万円。年収500万は平均をやや下回ります。一方、50歳の正社員男性の平均は約693万円。年収500万は平均を大きく下回ります。

同じ年収500万でも、35歳では「まあ普通」、50歳では「かなり低い」という評価になります。

2. 年収500万の年齢別偏差値

年収500万円の年齢別偏差値(男性正社員基準)
Hensachi for 5M yen by age group — male regular employees, R7
年齢帯
偏差値
100人中
25-29歳
52.9
38位
30-34歳
49.0
54位
35-39歳
46.4
64位
40-44歳
44.5
71位
45-49歳
43.4
75位
50-54歳
42.5
77位
同じ年収500万でも、25-29歳なら偏差値52.9(100人中38位=上位38%)、50-54歳では偏差値42.5(77位)。10.4ポイントの差があります。年齢が上がるほど「同年代の平均」が上がるため、同じ年収でも相対位置が下がる構造です。
出典:厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」第6-1表(2026年3月24日公表)。男性正社員の年齢帯別平均月額×M2A係数15.42で年収換算、CV=0.37。
DATA
年齢が5歳上がるごとに、同じ年収の偏差値は約2ポイント下がる

25-29歳の偏差値52.9 → 50-54歳の42.5。25年間で10.4ポイント低下。年齢が上がるにつれて同年代の平均年収も上がるため、同じ年収500万の「価値」は年々低下します。婚活で「年齢不問・年収500万以上」と設定しても、30歳と50歳では全く異なる層がヒットします。

3. 年齢 × 年収の偏差値マトリクス

年齢と年収の組み合わせによる偏差値の全体像を示します。婚活の条件設定に最も役立つテーブルです。

年齢 × 年収 偏差値マトリクス(男性正社員基準)
Age × Income hensachi matrix — R7, male regular employees
年齢\年収400万500万600万700万800万
25-29歳 47.0 52.9 58.9 64.9 70.9
30-34歳 43.8 49.0 54.2 59.4 64.6
35-39歳 41.7 46.4 51.1 55.8 60.4
40-44歳 40.2 44.5 48.9 53.2 57.5
45-49歳 39.3 43.4 47.4 51.5 55.6
50-54歳 38.6 42.5 46.4 50.3 54.2
偏差値50以上 偏差値45〜50 偏差値45未満 偏差値50ライン
偏差値50(金枠セル)のラインは、35-39歳で年収600万、45-49歳で700万、50-54歳で700万。年齢が上がるほど「平均」に到達するのに必要な年収が高くなります。25-29歳なら年収500万で偏差値52.9(上位38%)ですが、50-54歳の500万は偏差値42.5(下位23%)です。
出典:厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」第6-1表。男性正社員 年齢帯別月額×M2A 15.42で年収換算、CV=0.37で算出。

4. 30歳の500万と同じ偏差値を45歳で取るには638万必要

マトリクスから読み取れる重要な構造は、年齢が上がるほど「同じ偏差値を維持するために必要な年収が上がる」ということです。

30-34歳で年収500万 = 偏差値49.0
同じ偏差値49.0を45-49歳で取るには → 年収638万が必要

つまり、30歳から45歳までの15年間で年収を138万円上げなければ、同年代内での相対位置は下がります。

婚活において、40代の男性が30代の頃と同じ年収を維持していても、同年代基準では偏差値が5〜6ポイント低下しています。年齢とともに「年収を上げ続けなければ偏差値が下がる」という構造は、婚活市場でのポジショニングに直接影響します。

INSIGHT
年収を上げなければ偏差値は下がる

正社員の年功カーブが右肩上がりのため、年齢とともに「同年代の平均」が上がり続けます。自分の年収が横ばいなら、相対位置(偏差値)は自動的に下がります。これは個人の問題ではなく、日本の年功序列型賃金構造の帰結です。

5. 婚活と「年齢 × 年収」のトレードオフ

婚活サービスの調査データによれば、年齢と年収の関係には以下のような構造があります。

つまり、年齢が上がるほど「年収偏差値の高さ」だけでは婚活の不利をカバーしきれなくなる構造があります。年収偏差値60の50歳より、年収偏差値49の30歳の方が成婚率が高いというデータは、婚活市場における「年齢」の重みを示しています。

6. あなたの年齢での偏差値を診断する

年収偏差値ラボの診断ツールでは、年齢を入力すると同年代基準の偏差値が自動的に算出されます。同じ年収でも年齢を変えて再計算すれば、「5年後に偏差値がどう変わるか」をシミュレーションできます。

あなたの年齢での年収偏差値を知る
年収偏差値を診断 → 手取り偏差値を診断 →
年齢を変えて再計算すれば、5年後・10年後の偏差値変動もシミュレーション可能。

7. 年齢は「偏差値の分母」を変える

年収偏差値は「自分 ÷ 同年代の基準」で計算されます。年齢が上がると分母(同年代の基準)が大きくなるため、分子(自分の年収)が同じでも偏差値は下がります。

婚活で年齢と年収を同時に評価するなら、このマトリクスを頭に入れておくと判断が変わります。

年収フィルターの数字だけでなく、「その年収が、その年齢で、同年代の中でどの位置か」まで見ること。それが、データに基づく婚活の判断です。

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年収偏差値ラボについて

年収偏差値ラボは、厚生労働省の公的統計データに基づく年収・資産・退職金の偏差値診断ツールを提供しています。すべての計算は令和7年 賃金構造基本統計調査およびJ-FLEC 2025の実データを使用しており、推測値や概算値は含みません。

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