【2026年度版(令和8年度)】
教員の平均年収は約693万円
|年収偏差値60.9・実質時給・地域差を解説
教員の働き方については「定額働かせ放題」という言葉が話題になることがあります。その背景にあるのが「給特法」という法律です。本記事では、厚生労働省 令和6年 賃金構造基本統計調査の職種別データを使い、教員の年収を当サイトの偏差値モデルに当てはめたうえで、給特法が実質時給に与える影響を解説します。
賃金構造基本統計調査の職種別統計(第1表)から「小・中学校教員」「高等学校教員」の2区分を、労働者数で加重平均して使用します(給特法の適用条件が異なる「幼稚園教員,保育教諭」は含めていません)。全国平均(494万円)は当サイトの偏差値モデルの基準値(令和7年 賃金構造基本統計調査 結果の概況に基づく)であり、職種別データとは公表年が1年ずれている点にご留意ください。
第1章:教員の推定年収は約693万円 — 偏差値60.9
小・中学校教員(労働者約3.2万人)と高等学校教員(労働者約7.5万人)を労働者数で加重平均すると、きまって支給する現金給与額は月額43.92万円、年間賞与その他特別給与額は165.84万円となり、年収は次のようになります。
| 区分 | きまって支給する現金給与額(月額) | 年間賞与 | 推定年収 |
|---|---|---|---|
| 教員(男女計、加重平均) | 43.92万円 | 165.84万円 | 約693万円 |
| 全国 一般労働者平均(男女計) | 34.06万円 | ― | 494万円 |
当サイトの偏差値モデル(全国平均494万円、CV=0.37)に当てはめると、年収693万円の偏差値は約60.9となり、全国平均を上回る水準です。
第2章:「給特法」が、実質時給を見えにくくする
第3章:男女で見ると、相対的な位置は女性が高い
| 区分 | 推定年収 | 全国平均(同性別) | 年収偏差値 |
|---|---|---|---|
| 男性 | 約725万円 | 541万円 | 約59.2 |
| 女性 | 約638万円 | 415万円 | 約64.5 |
絶対額では男性(約725万円)が女性(約638万円)を上回りますが、それぞれの全国平均を基準に偏差値化すると、女性の方が高い水準(約64.5 vs 約59.2)になります。
第4章:都道府県別に見ると、東京が突出
第5章:あなたの実質時給を診断してみましょう
額面年収だけでは、給特法特有の「残業しても年収が変わらない」という実態は見えません。当サイトの「時給偏差値ラボ(教員版)」では、給特法の教職調整額の仕組みを反映した専用ロジックで、実質時給を診断できます。
教員の実質時給を診断する → 時給偏差値チェッカー(教員版・約1分)
第6章:あなたの年収偏差値も診断してみましょう
あなたの年収偏差値を診断する → 年収偏差値ラボチェッカー(平均値版・約1分)
業種を選ぶ際に近い分類が見当たらない場合は、「教育,学習支援業」など近しい業種を選び、参考値としてご覧ください。
第7章:まとめ — 額面は平均以上でも、給特法が実質時給を左右する
教員の推定年収は約693万円(男女計)で、全国平均494万円に対する偏差値は約60.9でした。額面だけを見ると平均以上ですが、給特法により残業代が一律4%の教職調整額に置き換えられているため、実際の残業時間が長いほど時間単価は目減りする構造になっています。額面年収と実質時給、両方の視点を持つことが大切です。
よくある質問
年収偏差値ラボ(DataLabo)編集部は、厚生労働省などの公的統計のみを一次出典として、年収・資産・退職金の偏差値を解説しています。本記事は令和6年 賃金構造基本統計調査の職種別統計(第1表・都道府県別第3表)を一次出典とし、当サイトの偏差値モデル(全国平均494万円、CV=0.37、上限90)で試算した参考値です。記事中の「実質時給」の定義・計算式はこちらの解説ページをご覧ください。
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