コラム記事 / 職種別に見る保育士の年収
【2026年度版(令和8年度)】
保育士の平均年収は約407万円
|年収偏差値45.2・実質時給・地域差を解説
保育士の平均年収は約407万円
|年収偏差値45.2・実質時給・地域差を解説
保育士の待遇については、社会的な関心が高いテーマの一つです。本記事では、厚生労働省 令和6年 賃金構造基本統計調査の職種別データを使い、保育士の年収を当サイトの偏差値モデルに当てはめて解説します。
DEFINITION / この記事で使う数字
職種(小分類)別データとは賃金構造基本統計調査の職種別統計(第1表)から「保育士」区分を使用します。全国平均(494万円)は当サイトの偏差値モデルの基準値(令和7年 賃金構造基本統計調査 結果の概況に基づく)であり、職種別データとは公表年が1年ずれている点にご留意ください。
第1章:保育士の推定年収は約407万円 — 偏差値45.2
職種別データによると、保育士(企業規模計・一般労働者、男女計)の所定内給与額は月額27.03万円、きまって支給する現金給与額は月額27.72万円、年間賞与その他特別給与額は74.17万円でした。年収に換算すると次のようになります。
| 区分 | きまって支給する現金給与額(月額) | 年間賞与 | 推定年収 |
|---|---|---|---|
| 保育士(男女計) | 27.72万円 | 74.17万円 | 約407万円 |
| 全国 一般労働者平均(男女計) | 34.06万円 | ― | 494万円 |
当サイトの偏差値モデル(全国平均494万円、CV=0.37)に当てはめると、年収407万円の偏差値は約45.2です。
第2章:絶対額は男性が上、しかし偏差値は女性が上回る
| 区分 | 推定年収 | 全国平均(同性別) | 年収偏差値 |
|---|---|---|---|
| 男性 | 約439万円 | 541万円 | 約44.9 |
| 女性 | 約405万円 | 415万円 | 約49.3 |
POINT / 絶対額と偏差値の逆転
絶対額では男性(約439万円)が女性(約405万円)を上回っています。しかし、それぞれの全国平均を基準に偏差値化すると、女性の方が高い水準(約49.3 vs 約44.9)になります。保育士は労働者約31.8万人のうち女性が約29.7万人(約93%)を占める職種で、性別内での相対的な位置では女性保育士の方が高い評価水準にあります。
第3章:都道府県別に見ると、京都が上位
図1|保育士の実質時給、都道府県別の高低差
REAL HOURLY WAGE BY PREFECTURE — highest vs. lowest, R6 wage structure survey
偏差値時給
SOURCE:厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」都道府県別第3表、保育士・男女計。診断結果には反映していない参考値です。
第4章:残業は少ないが、基準実質時給は控えめな水準
保育士の月間超過実労働時間(残業)は全国平均で3時間と短く、所定内実労働時間は月162時間です。残業時間自体は少ない一方、実質時給の基準値は他の職種と比べて控えめな水準にとどまります。当サイトの「時給偏差値ラボ」で診断できます。
保育士の実質時給を診断する → 時給偏差値チェッカー(保育士版・約1分)
第5章:あなたの年収偏差値も診断してみましょう
あなたの年収偏差値を診断する → 年収偏差値ラボチェッカー(平均値版・約1分)
業種を選ぶ際に近い分類が見当たらない場合は、「医療,福祉」など近しい業種を選び、参考値としてご覧ください。
第6章:まとめ — 残業の少なさと、基準賃金の水準は別の指標
保育士の推定年収は約407万円(男女計)で、全国平均494万円に対する偏差値は約45.2でした。男女別に見ると絶対額は男性が上でも、相対的な位置は女性の方が高いという結果でした。残業時間の少なさと年収水準は別々の指標として捉えることが大切です。
よくある質問
Q. 保育士の年収偏差値はいくつですか?
令和6年賃金構造基本統計調査(職種別)によると、保育士(企業規模計・一般労働者)の推定年収は男女計で約407万円です。全国の一般労働者平均494万円を基準にすると、年収偏差値は約45.2です。
Q. 保育士の年収は男女で差がありますか?
絶対額では男性が約439万円、女性が約405万円です。それぞれの全国平均(男性541万円・女性415万円)を基準に偏差値化すると、男性は約44.9、女性は約49.3となり、相対的な位置では女性の方が高くなります。
Q. 保育士の残業時間はどのくらいですか?
月間の超過実労働時間(残業)は全国平均で3時間です。所定内実労働時間は月162時間となっています。
Q. 保育士の年収は都道府県によって差がありますか?
はい。令和6年賃金構造基本統計調査の都道府県別データでは、実質時給が最も高いのは京都府(約2,293円/h)、最も低いのは新潟県(約1,720円/h)です。
編集部より
DataLabo 編集部年収偏差値ラボ(DataLabo)編集部は、厚生労働省などの公的統計のみを一次出典として、年収・資産・退職金の偏差値を解説しています。本記事は令和6年 賃金構造基本統計調査の職種別統計(第1表・都道府県別第3表)を一次出典とし、当サイトの偏差値モデル(全国平均494万円、CV=0.37、上限90)で試算した参考値です。記事中の「実質時給」の定義・計算式はこちらの解説ページをご覧ください。
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